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戦後70年 にっぽんの記憶 単行本 – 2015/12/9

4.1 5つ星のうち4.1 5個の評価

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読売新聞に連載された企画記事を書籍化。戦中戦後の体験をつぶさに語る各界著名人のインタビューに加え、多くの写真と図表を収録
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 中央公論新社 (2015/12/9)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/12/9
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 387ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4120047687
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4120047688
  • 寸法 ‏ : ‎ 15.5 x 2.8 x 21.7 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 5個の評価

カスタマーレビュー

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5グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2019年4月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
 本書は読売新聞に連載された戦争体験のインタビュー記事を「戦後70年 にっぽんの記憶」のタイトルとして一冊の本
にまとめられたものです。
 新聞記事掲載後、これらの証言は、まとめた一冊の本として出版されることを願っていましたが、ようやく実現した
ものです。
 この書では、読売新聞特別編集委員長の橋本五郎氏と読売新聞取材班により、政財官を始めとした著名人70人近くの
証言や戦後日本の歩みへの論評で占められ、これに新たに発掘された写真を網羅して戦後70年となった今、改めて戦争
の真実に迫り、戦争を考えていくための集大成された貴重な資料といえるものです。

 空襲や原爆の被ばくによる地獄絵図と肉親を亡くした悲しみ、引き揚げと家族の別離、生死間を彷徨う苛酷な抑留体
験、復員後の想像を絶する貧困と飢餓地獄、これらの記憶が証言者により淡々と語られ、その証言の後に証言者の時代
背景とそして取材記者の感想が書かれています。
 しかし、この書を読んでいくと比較的恵まれた環境の中で戦後を体験した政財官関係者、芸能人、音楽家等著名人の
能天気な自慢話とも取れる証言よりは、その証言にわずかな文字数しか与えられていない広島・長崎の被爆者や沖縄戦
で地獄の狭間を漂い生還された方々、一般人の証言に強い衝撃を覚えます。

 話は変わりますが、日曜日の午前中に放送されるTBSテレビの「サンデー・モーニング」という番組があり、時々、
流し視をすることがあります。
 この中で、何にでも「喝!」と威張っている何人かの老人がいて、そのうちの一人が張本勲氏でした。
 無知な私には何を根拠に偉そうな態度を取っているのかが理解出来ませんでした。
 しかし、この書における張本氏の証言を読んでいくうちに涙が止まりませんでした。

 張本氏の両親は日韓併合以来の土地再編で土地を取り上げられ生活基盤を失ったため、労働力として日本の植民地で
あった朝鮮の慶尚南道(キョンサンナムド)から渡来し、翌年1940年に広島市で勲少年が出生しています。
 4歳の時、勲少年はバックしてきた三輪トラックに撥ねられ焚火の中に転がり込み大やけどを負い、顔や胸の傷は治り
ましたが右手の火傷で薬指と小指が癒着し人差し指も曲がったままになってしまいました。叔父が警察に届けたところ
「お前ら朝鮮人じゃないか」と取りあってくれず叔父は体が震えるほど悔しがったと証言されています。
 そして、翌年、広島に投下された原爆にあい、5歳の勲少年は母が上に覆いかぶさってくれたため一命を取り留めまし
たが、勤労奉仕中に被ばくした姉は「熱い、痛い」と叫びながら一日半後に絶命したのです。

 戦争後、朝鮮に帰った父親は不慮の事故で亡くなり、焼野原の中、母親の必死の働きで勲少年は貧困の中、野球の強
豪・浪華商業高に入学し、右手の後遺症のため左投げに変え野球に励むみますが、甲子園を前に野球部内の暴力事件に
より出場停止処分となった際に、朝鮮人というがために勲少年一人の責任として背負わされるという理不尽な差別に曝
されます。

 ハムラビ法典には「目には目を」という言葉があり、我が国の武士の社会では「仇討」という制度があり仇を討つま
では郷里に帰ることは許されませんでした。
 そして、数年前のドラマで「やられたらやり返す!倍返しだ!」の言葉に溜飲を下げた国民も多かっただろうと思い
ます。
 兄弟喧嘩で一方的に殴られたまま、親が出てきて「仲良くしなさいね。」と諭し、殴った方の兄弟も「もう過ぎたこ
とじゃないか。仲良くしよう!」と言われても殴られた兄弟にはシコリが残るのは当然のことでしょう。
 しかし、張本氏はまだ戦争は終わっていないと証言し、戦争で亡くなった人々は「犠牲」ではなく、我々の身代わり
だと言っています。
 そして、夢は民族を超えた野球チームであり、日本と韓国は仲良くしなければならないと締めくくられています。

 戦後70年を迎えた現代の日本。未だに争いが続く中、寛容の精神で如何に理解し協調していくのか?
 今、この書内の様々な証言を目にするに当たり、我々はあらゆるものに光を当て広い視点で物事を見つめていく必要
性のある時代に立たされているのではないかと思います。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年5月1日に日本でレビュー済み
前書きだけで、既に本書を読む(読んだ)価値を感じた。
当初、本書は戦後70年経ったが、薄れた戦争の記憶を当事者から聴取した内容を纏めたものと思っていた。実際前半部分はそうだが、後半は戦後生まれの人達の章も有り、直接戦争とは関係の無い話も沢山出てくる。それはややもすると、前半部分の悲惨さ、凄惨さに比較してちょっとした自慢話だったり呑気な表現だったりして、多少嫌悪感が出る事もあったが、本書はあくまでも70年(間)のにっぽんの記憶であって、70年前の記憶という意味では無い事を理解しながら読むと、戦争の悲惨さだけでは無く、そこからの復興、世界第二位になるぐらいの経済発展、それに伴う文化の発達など、70年間の様々な角度から見える「我が国にっぽん」の記憶として、非常に感銘を受けながら読み進める事が出来た。

その構成の素晴らしさからか、正直秋元康氏や黒柳徹子氏など普段はその言動が好きではない人達の章も、素直に関心しながら読む事が出来たのは幸いだった。

そして最後の中曽根元首相の章。これを最後に持ってきたのは反則といいたい位、素晴らしい纏め方だと思う。インタビュー当時97歳という高齢にも関わらず、しっかりと現状の国際政治を把握し、某M元首相の様に老害として意見を言うのでは無く、良い意味で大所高所からの的確な意見を述べられている。

あとがきで、インタビューはサルベージ作業に似ていると書かれているが、「良き耳」と自負出来るからこその言葉だと思う。中高の副読本にすべきぐらい優れた本だと思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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